群馬大学大学院教育学研究科長期研修院(社会科教育)
 
 群馬大学大学院教育学研究科では,教科及び学校教育に関して自らの専門性をさらに高めたいという現職教員等を対象に,自主的で自由度の高い各種研修の場として長期研修院を設置し,各教科等に関する修士レベルの研修を実施しています。
 社会科教育の各分野でも,下記のとおり,長期研修院(研究会)を開催します。気軽に議論ができて学びを深めることのできる楽しい会にしたいと考えていますので,ふるってご参加ください。
 

 
■■2018年度■■
 
研究会(2019/02/10歴史的分野)のお知らせ [終了しました]
 
日時:2019年2月10日(日)16時00分〜18時00分
会場:群馬大学教育学部C棟106教室
 
講演:戦後日台・日華関係史研究の現在
講師:森 巧(一橋大学大学院社会学研究科博士課程)
コメンテーター:歴史教育の立場から 今井就稔(本学東洋史研究室教員)
コメンテーター:台湾人留学生チューターを経験して 高橋彩也佳(本学社会専攻4年)
 
 台湾は日本人に人気の渡航先ですし、近年では日本にやってくる台湾からの旅行者や留学生も増えています。中学校までに習う歴史・地理の内容のなかでは台湾に関する事項を見てみると、全く記載がないこともないのですが、双方の交流の活発さに比べるとその扱いは意外と多くありません。そうならざるを得ない背景には、戦後における日本‐台湾関係の複雑な過程も一因として存在しています。今回は、戦後の日台関係の基本的なあゆみを概観しながら、日本にとっての「外国」とは何か、「冷戦」とは何だったのかをみなさんと考えてみたいと思います。
 

 
研究会(2019/02/09 公民的分野)のお知らせ [終了しました]
 
日時:2019年2月9日(土)16時20分〜17時20分
会場:群馬大学教育学部N棟3階東端 大会議室
 
題目:高校における主権者教育の実践に関する報告 〜主権者教育の第2ステージへ向けて〜
報告:峯川浩一(沼田高校教諭・群馬大学大学院教育学研究科修士1年)
概要:報告者が本年度に勤務校において実践した主権者教育の取り組みについて報告し,議論する。
主権者教育については,18歳選挙権の実現を機に議論が活発化している。その中で報告者は,これまでの実践を踏まえて,新しい実践に取り組んだ。本実践においては,地域の市議会の議員全員(20名)を学校に招き,設定したテーマごとに6会場に分かれて,議員3〜4名と生徒(高校2年生)20数名とで話し合い(質疑応答)をした。その成果と今後の課題について報告いただく。
 
参加申込:当日参加も歓迎しますが,配付資料の準備の都合があるため,可能であれば事前に下記までお申し込みください。
斎藤 周 madoka★gunma-u.ac.jp (★を半角の@に変えてください)
 

 
研究会(2019/02/09 地理的分野)のお知らせ [終了しました]
 
日時:2019年2月9日(土)13時30分〜16時30分
集合場所:前橋市総社公民館前
 
趣旨:身近な地域をフィールドとして,地域を捉える視点を学び,地形図の読図能力の向上と地理的な見方・考え方の育成を図る。
内容:総社地区をフィールドとしたロゲイニングを行い,総社地区の地理・歴史・文化などを知る。
 
13時30分−13時45分
 関戸明子(教育学部教授・地理学)
 総社地区の歴史地理とロゲイニングの方法を解説する。
13時45分−16時15分
 ロゲイニングの実施。
16時15分−16時30分
 得点集計後,参加者によるディスカッションを行う。
 
・ロゲイニングはフィールドに設置されたチェックポイントを,制限時間内にできるだけ多くまわり,得点を競うものです。
・ポイント証明は写真で記録します。デジタルカメラ(スマートフォン可)を持参ください。
・雨天決行です。当日は動きやすい格好で参加ください。
・事前に敷地内にある総社歴史資料館を見学することをお薦めします。
 
参加申込:配付資料の準備のため,事前に下記までお申し込みください。
関戸明子 sekido★gunma-u.ac.jp (★を半角の@に変えてください)
 

 
研究会(2019/02/02 社会科教育学)のお知らせ [終了しました]
 
日時:2019年2月2日(土)16時00分〜17時00分
会場:群馬大学教育学部A棟3階 A311講義室
 
題目:地理教育における多様性の扱い −多文化地理教育に向けて−
報告:宮崎沙織(群馬大学教育学部准教授)
概要:中高の地理教育における多様性の扱いについて、日本と多文化社会であるカナダとの比較を通して考えます。簡単なワークショップも行い、多文化社会における地理教育のあり方について、議論します。