群馬大学大学院教育学研究科長期研修院(社会科教育)2022年度

 

 

研究会(歴史的分野)のお知らせ

 

日時:2023年2月18日(土)13:30〜14:30 
会場:群馬大学荒牧キャンパス6号館C107教室
 
内容:NHK戦争証言アーカイブを使ってみよう
発表者:今井就稔(群馬大学共同教育学部)
概要:近現代史の場合、文字史料だけではなく、ポスターやラジオ、映画など、画像や映像、音声を素材として利用することもさかんですし、研究テーマによっては関係者から直接聞き取りをしたりすることも少なくありません。聞き取り調査やインタビュー記録にはいろいろなジャンルがありますが、殊にアジア太平洋戦争の体験者から幅広く証言を集め、後世に語り継ぐ活動がさまざまなかたちでおこなわれてきたことは忘れてはならないことでしょう。一部の政治家やエリート軍人だけではなく、戦争の時代を生きた一般市民の声を記録しそれを素材として歴史について考えることは戦中戦後史の探究にとって大きな意味をもっていると考えられます。
 NHKの場合、1925年のラジオ放送、1953年のテレビ放送の開始から現在に至るまで長い歴史があります。保管されている番組や台本、それらを作成するための素材や番組に関わる記録・データベースの一部はNHKアーカイブとしてネット上で公開されています(https://www.nhk.or.jp/archives/)。その内容は多岐にわたりますが、近現代史の学習素材として「戦争証言アーカイブ」という独立したサイトが存在するので、当日は満洲移民を素材として、このサイトを簡単に紹介したいと思います。(https://www.nhk.or.jp/archives/shogenarchives/)
参加申込:配付資料の準備のため、事前に下記までご連絡をください。
今井就稔 imainarumi★gunma-u.ac.jp(★を半角の@にかえてください)
 

 

研究会(地理的分野)のお知らせ 

 

日時:2023年2月12日(日) 13時30分〜16時

集合:前橋公園・管理センター前

 

趣旨:身近な地域をフィールドとして,地域を捉える視点を学び,地理的な見方・考え方の育成を図ります。

講師:関戸明子(群馬大学共同教育学部)

内容:前橋の中心市街地をフィールドとした巡検を行います。

近世の城下町絵図,1万分の1の前橋市全図(1926年,1934年),古写真などと現地の景観を対照しつつ観察することで,街の成り立ちを探り,景観変遷の諸相を捉えます。
雨天決行です。当日は動きやすい服装で参加ください。天候により内容を変更する場合があります。

 

参加申込:配付資料の準備のため,事前に下記まで申し込みください。

関戸明子 sekido★gunma-u.ac.jp(を半角の@にかえてください)

 

 

研究会(公民的分野)のお知らせ 

 

日時:2023年2月4日(土)16時〜17時

会場:群馬大学荒牧キャンパス6号館C109教室

    * 感染拡大状況によっては、Zoom開催に切り替えることがあります。

 

内容:労働問題を経済・人権の両面から学ぶための高校公民科単元開発

   ―幸せな生き方とよりよい社会を「構想」する力を獲得する学びへ―

発表者:北爪 司(群馬県立太田東高等学校教諭)

司会: 斎藤 周(群馬大学共同教育学部)

概要:高校公民科(政治・経済)での単元開発・授業実践について、お話しいただきます。表題の通り、経済分野の単元である労働問題を人権の面からも学ぶ単元とすることを主眼とする研究の成果についてのお話しです。また、大学受験を控えた高校教育の社会系教科はどうしても知識事項の教え込みになりがちですが、本授業実践は、知識事項の修得とあわせて主体的・対話的で深い学びをどう創り出すかという課題に取り組んだものでもあります。その際に、ICTを活用することで、グループ活動を効果的かつ効率的(時間と手間をかけすぎないという意味です)に行うことが可能となっています。

 

問い合わせ先:斎藤 周 madoka★gunma-u.ac.jp(★を半角の@にかえてください)
 
 

研究会(社会科教育学)のお知らせ 

 

日時:2023年2月23日(木・祝)15時〜16時

会場:対面(群馬大学荒牧キャンパス7号館A311教室)とZoomのハイブリッド

 

内容:社会科の教員養成と教師教育 ー若手教員の語りから考えるー

概要: 社会科の教員養成と教師教育について、若手教員の語りを通して、現状や今後の課題について考えます。昨今、「教師教育」に関する著書や論文が多く発行されており、教員養成や教師教育に関する議論が盛んにおこなわれるようになっています。

 本会では、座談会形式で、教職経験10年以内の若手教員を登壇者に迎え、大学での学びや教職で働く中での学びについて話していただき、今後の社会科の教員養成や教師教育の論点を深めていきたいと思います。座談会の司会者は、教師教育や歴史教育を専門とする本学の粟谷好子が担当し、議論発展のサポートを行います。最終的には、登壇者だけでなく参加者である、学生、若手教員、中堅・ベテラン教員、研究者など多様な立場から意見交流を行うことで、本題の発展を目指したいと考えています。

 

参加申込:2月21日(火)までに宮崎 smiyazaki★gunma-u.ac.jpを半角の@にかえてください)にご連絡ください。Zoomの情報をお知らせいたします。