はじめて溶岩に接近

 ヘリコプターに乗った翌日の午後、キラウエア溶岩の海への流入口、 オーシャン・エントリーに行きました。

 500-700年前の溶岩に刻まれた彫刻、ペテログリフ。遠くにみえる水蒸気柱が、オーシャン・エントリーの目印。

 ビジター・センターを過ぎたところに、デンジャーの看板。しっかり装備しましょう。

 道のない溶岩の上を、約5キロ歩いて到着。風上側に回ってみると、前日、空からみたよりも水蒸気の量が多いことを実感。拡大写真で見ると、多くの人が流入口をのぞき込んでいるのがわかる。

 溶岩デルタの端から、もくもくと水蒸気が立ち上がっている。

 ときおり、溶岩がしみ出てくるけど、すぐに色が変わる。

 あたりが暗くなってきた頃、勢いよく流れる溶岩をみた。流れる速度と色が微妙に変わり、いつまでも飽きなかった(拡大写真)。

 誘われるままに、崖の下に降りた。トンネルのなかは高温の溶岩が流れているのだから当然だけど、むっとする熱気がずっと続いた。懐中電灯を置きっぱなしにして、一部、溶かしたのはクボくん。

 近寄ると、とても熱かった。

 帰路は、懐中電灯をたよりに、シャワーの中、黙々と歩いて車まで戻った。


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